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パウロの証し

「私たちの父祖の神は、あなたをお選びになりました。あなたがみこころを知り、義なる方を見、その方の口から御声を聞くようになるためです。あなたはその方のために、すべての人に対して、見聞きしたことを証しする証人となるのです。」

使徒行伝22:14・15

1.証しするパウロ
 「使徒の働き」の後半は殆どパウロの活躍です。なぜかと考えると、神様は、一つの手本としてパウロの姿を私たちに見せようとしておられると思います。イエス様にどこまでも、それこそ命がけで従って行く、一つの見本として。さて、パウロは最終的にはローマに行って福音を伝えねばならないという示しを受けていましたが、そのためにまずエルサレムに戻りました。イエス様も十字架につけられる事を分かった上で、覚悟を決めてエルサレムに入城されました。エルサレムにつくと、預言通り、パウロは迫害され、鎖で縛られてしまいます。連れて行かれる途中、パウロは「ちょっといいですか、皆に話をさせて下さい」と兵隊に言いました。なんとそこで自分の救いの証しを始めたのです。普通に考えたら、殺されかけ、鎖につながれ、連れて行かれる途中。証しする状況じゃないだろ、と思います。でもパウロは、これは証しの絶好のチャンスだと思ったのですね。


2.自分の救いの証し
 今日はパウロの姿を通し、「自分の救いの証しをする事」について教えられたい。まず、私たちは「証しのチャンス」というものを考えすぎてしまう、という事。こんな場面、こんな状況で、「自分はクリスチャンです」とか、ましてや自分の救いの証しを語るなんて、場の空気を壊すんじゃないかと、考えすぎ、恐れすぎ、臆してしまって語れない。じゃあ、一体いつなら自分の証しを話すのだろうか?パウロにとって、人と話すチャンスがあれば、それは証しのチャンスなのです!


①まず、簡単な自己紹介。「かつての自分はどうだったか」を話す。1~3節。
②そして「自分の罪の生活、空しかった生き方」を話す。4~5節。
③そして「イエス様と自分との出会い」について話す!6~12節。
④そして「どうなったのか、今までとどう変わったか」を話す。13~16節。


 今までおよそイエス様と関係の無い生き方をしていた人が、イエス様と出会い、語りかけられて、信じる者になり、生き方がそれまでと変わった!一人一人違う救いの体験は、今もイエス様が人を救われる、何よりの「証し」生きた証拠です!

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