今週の礼拝メッセージ
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「見上げるべき方」
2024.10.6 土屋開夫師
聖句: “御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現れであり、その力ある みことばによって万物を保っておられます。 御子は罪のきよめを成し遂げ、 いと高き所で、大いなる方の右の座に着かれました。” (ヘブル1:3)
1.ヘブル人クリスチャンのため
今日からしばらく新約のヘブル書を開きます。「ヘブル人」とは、ユダヤ人の別称 です。つまりこの手紙は、クリスチャンになったユダヤ人に向けて書かれました。 クリスチャンになって喜んでいましたが、ローマ帝国の迫害の中、信仰が弱まり、 昔のユダヤ教に戻ろうとする者がいました。そんなユダヤ人クリスチャン達の信仰 を、もう一度揺るぎないものにするために書かれたのがこの手紙です。
2.御使いより勝る方
イエス様を天使と同列に考える者もいたかも知れませんが、イエス様は天使とは 比べものにならない偉大な方である事を強調しています。 4~6節。イエス様は神様の実の子、神の家の主(あるじ)。天使はただの召使い。 7~9節。天使はある時は「風」や「炎」として用いられるが、用いられる道具 と用いる方とどちらが偉大か。 イエス様は王様。また創造者であり、勝利者。 黙示録 19:10“私は御使いの足もとにひれ伏して、礼拝しようとした。すると、 御使いは私に言った。『いけません。私はあなたや、イエスの証しを堅く保って いる、あなたの兄弟たちと同じしもべです。 神を礼拝しなさい。』” 礼拝すべき方は、父なる神様とイエス様と聖霊様だけです。 しかし人間というものは、ちょっとでも優れたものや、力あるものや、賢いもの、 美しいものを見ると、心を奪われ、崇めたくなります。人間っていうのは、偶像を 持ちたい、作りたい性質があると思います。「推し活」も行き過ぎれば偶像です。
3.見上げるべき方
“御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現れであり、その力ある みことばによって万物を保っておられます。” イエス様の内には、父なる神様のご性質が全て現れている訳です。そして何より、 私たちを罪と滅びとから救う救い主であります。この世にどんなに素晴らしいもの があっても、それは神ではない。どんなにあなたがお世話になったり、恩人みたい な人がいたとしても、その人が救い主ではない。 私たちが見上げるべき方、礼拝 すべき方は、イエス様だけなのです!
2024年 鎌倉深沢教会聖句
見よ、わたしはすぐに来る。
(ヨハネの黙示録 22章7節)