今週の礼拝メッセージ
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「世界食糧デーを覚えて」
2025.10.19 土屋開夫師
聖句:“「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい」” (ルカ10:27) “あなたも行って、同じようにしなさい。” (ルカ 10:37)
1.世界の飢餓人口
毎年10 月の第三主日は、特に「世界食糧デー」を覚えて募金を募っています。 (募金箱は常に置いてありますので、この日に限らずいつでもお献げください。) 現在、世界人口82 億人のうち、飢餓人口は7億3,300 万人だそうです。(40 年前 は10 億人を超えていたので、減ってきてはいるが、ここ数年、少し増えている。) 原因は、貧困、農業投資の不足、気候変動、戦争や紛争、価格の急騰、食糧廃棄 などです。 そして世界の上位10%の人々が、世界の富の76%を所有しているとの ことです。それ程、世界の貧富の差が大きいという事です。
2.自分自身の様に
聖書の「隣人愛」の教えの中で、いつもこの「自分自身のように」という言葉が 心にとまります。 私たちはどうしても自分中心な者ですから、自分のことをまず 大事にします。優先します。 けれども自分の存在が大事なら、ほかの人の存在も 同じように大事なはずです。「自分さえ良ければいい」と思うのか、「ほかの人も、 自分と同様、いやそれ以上に幸せであってほしい」と思うのか。 いつも心に問わ れる御言葉です。
3.良きサマリヤ人は
イエス様は「良きサマリヤ人」の例えを話されましたが、誰よりイエス様ご自身 がこの「良きサマリヤ人」なってくださいました。高く遠い天ではなく、私たちの すぐ隣りに近づいて下さり、傷つき倒れ、死にそうになっている私たちを救うため、 愛をもって、ご自分のいのちの代価を支払ってくださいました。 私たちは、イエス様のこの愛に遠く及ぶ者ではない、愛の乏しい者であることを 自覚する者ですが、聖霊様の助けをいただき、具体的に、実行をもって、少しでも 主の愛にならう者にしていただきたいと願います。

2024年 鎌倉深沢教会聖句
見よ、わたしはすぐに来る。
(ヨハネの黙示録 22章7節)