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主のつばさの下に

あなたがその翼の下に身を避けようとして来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように。

ルツ2:12

1.安息の地を探して
 ルツ記のテーマは「安息の地はどこか」という事です。ルツさんのお姑さんのナオミさんは、もともと安息の地にいました。神様が与えた約束の地です。しかし飢饉があったので、自分のいるべき場所を離れて、外国のモアブの地に夫と二人の息子と一緒に逃れました。けれども、逃げた先に安息も祝福もありませんでした。ナオミさんは夫と二人の息子に先立たれ、やはり故郷に帰ろうとします。嫁の一人は別れていきましたが、ルツさんはナオミさんと離れませんでした。“わたしはあなたの行かれる所へ行き、またあなたの宿られる所に宿ります。あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です。”(1:16 口語訳)


2.神様に任せきった人生
 ルツさんのように、人生を神様に任せることは素晴らしいと思います。皆さんはどうでしょうか?神様が私たちを悪いようにする筈がないのですから、生きるも死ぬも、全部人生、神様に任せられたらいいですね。さて、ナオミさんとルツさんはユダヤのベツレヘムに、やっと帰ってきました。しかしこれからが大変。家は残っていたでしょうけれど、男手はない。どうやって生活していくのか。どうするかと言うと「落穂ひろい」です。レビ記19:9~10を見ると、貧しい人は畑の落穂を拾ってよい事になっています。神様の配慮です。


3.主のつばさの下に
 ルツさんは、落穂ひろいをさせてもらえそうな、誰かの畑を探しに行きました。2:3“それは、はからずもエリメレクの一族に属するボアズの畑であった。”外国人のルツさんはその辺の地理も人も知りません。しかし神様は、ナオミさんの親戚で、裕福で、とても優しいボアズさんの畑に導かれたのです!こういうのを「神の導き」とか「神の摂理」と言います。この世に偶然などありません。神様のご計画、出会いが不思議に用意されているのです。ルツさんは、麦もパンも水も与えられましたが、これからそれ以上の幸せが与えられます。私たちが、この愛の神様を信頼して、その翼のもとに身を避けるなら、神様がその信仰に豊かに報いて下さり、安心で幸いな人生を与えて下さるのです!

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