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奴隷から救う計画

王女はその子をモーセと名づけた。彼女は「水の中から、私がこの子を引き出したから」と言った。

出エジプト記2:10

1.原点に返る
 今週から出エジプト記。「自分達のあるべき姿に帰ろう」という事がテーマです。神様は人類の中から一つの民族を起こされました。それを「イスラエル民族」と呼びます。「ユダヤ人」「ヘブル人」とも言います。なぜ、選ばれたか。彼らを用いて神様の事を全ての人類に知らせ、そして「救い」を与えるためです。まず最初の一人に選ばれたのがアブラハムでした。その息子がイサク。そのまた息子がヤコブ。別名:イスラエル。彼に12人の母違いの息子が生れました。そしてこのイスラエルの民に住むべき土地として与えられていたのは、カナンの地と言って、今のイスラエル共和国がある所です。しかし、この地に飢饉があり、神様は彼らを生かすために、エジプトに一時的に避難させた訳です。


2.奴隷から「引き出す」
 しかし彼らは、エジプトに長居し過ぎた。結果400年も。最初は待遇が良かったけれども、いつしか「奴隷」とされていました。エジプトは当時最高の文明でした。日本もエジプトに似ています。IT時代という文明の中で、ある意味、奴隷のように働かせられて、現代のピラミッドを作らされているかも知れません。けれども、そんな時代にあっても、神様は神の民を、守り、支え、強めておられます!エジプトの王はイスラエル民族を赤ちゃんのうちに殺せ、と命じます。そんな中一人の赤ちゃんが生れます。母は彼を川に逃し、それをエジプト王の娘が見つけ、自分の子として育てます。そして「モーセ」と名付けました。「引き出す」という意味です。水の中から「引き出された」「救い出された」モーセは、やがてイスラエルの民を、エジプトでの奴隷から「引き出す」「救い出す」者となるのです!


3.モーセはイエス様の象徴
 モーセは真の救い主イエス様を象徴する存在です!ではイエス様は私たちを何から救うのか?それは罪の奴隷状態から、死と地獄から、悪魔から、そしてエジプトのようなこの世で、ただの労働力としか扱われず、この世の豊かさの奴隷に知らず知らずのうちにされている、そんな全ての人間を救おうとされるのです!私たちを本来の姿に、本来の立場に救い出して下さる、本当の幸せと平安を与えて下さる・・・それが、天から私たちの所に来られた、救い主イエス様です!

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