嵐の中の花
ですから、皆さん、元気を出しなさい。私は神を信じています。私に語られたことは、そのとおりになるのです。
使徒行伝27:25
1.人類の花
今日は「花の日」です。教団のルーツであるバックストン先生は、その人格が本当に麗しいので、内村鑑三先生がバックストン先生を「人類の花だ」と言った事は有名です。私たちも、小さくても花のようになれると幸いです。前回、パウロはユダヤ人たちに殺されかけ、大騒ぎとなりましたが、ローマ市民という立場を使って、ローマ皇帝に上訴しました。そのためにローマに護送されるという、思いがけない方法でローマに行く事になりました。
2.嵐を呼ぶ男
では、すんなりローマに辿り着くのかというと、またこれがそうではなく、文字通り「大嵐」に会うのです。本当にパウロの人生は大変です。しかし、その嵐の中で信仰を持ち、嵐の中で主を証しをする、それがパウロのスゴイところです。シドンという港から船出しましたが、早速向かい風に悩まされ、思うように進めません。人生と同じです。自分の思い通り、計画通り、理想通りには行きません。でも、やっとの事で「良い港」に着いた。この「良き港」をイエス様に譬える事が出来ます。「すべて疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ11:28)しかし、パウロの警告を無視し、「良い港」に留まらず、急いで出発しました。そして案の定、大嵐になってしまいました。人は自然に、いえ神様に逆らえない。ましてやこの時、「太陽も星も見えない日が何日も続き、暴風が激しく吹き荒れたので、私たちが助かる望みも今や完全に絶たれようとしていた。」(20)
3.絶望の中の信仰
皆が絶望して諦めていた時、パウロは「元気を出しなさい」と言います。こんな状況で、なんでそんな事を言えるのか?それは、神を信じているから!23節 私は真の神様を信じ、礼拝しています、その神様が「大丈夫だ」「恐れるな」と言われましたから、大丈夫ですと。もし、そう言うことが出来たら、スゴイ証しです。パウロも何度もイエス様から「恐れるな」「勇気を出しなさい」と励まされ、信仰を強くさせられたのです!困難な時、自分の信仰で人をも元気にしてあげられるような信仰を持たせていただきましょう!