幕屋はイエス様
「彼らにわたしのための聖所を造らせよ。そうすれば、わたしは彼らのただ中に住む。」
出エジプト記25:8
1.神様の住まい
神様はイスラエルの民が契約を結んだ後、モーセは更に四十日間、山の上にいて「幕屋」というものを造るよう命じられ、その造り方を聞きました。「幕屋」とは、簡単に言うと神様のおうちです。勿論、神様の住まいは「天国」ですけども、その神様がこの地上においてイスラエルの民の中に住んで下さる。そのために幕屋という、言わば神様の住まいを造りなさいと命じられた訳です。
2.聖なる場所
幕屋の非常に重要なポイントは「ここは聖なる場所である」という事です。神様がおられる訳ですから。だから、この空間を幕で仕切り、外界と区別しています。この幕屋の奥を「聖所」と言い、更に一番奥を「至聖所」と言います。ここには「契約の箱」が置かれ、十戒が入っています。この上に神様はおられるのです!
3.神様に近づく道は
この聖所に入れるのは祭司だけです。祭司というのは、神と人との間に入って、とりなしをする人です。祭司でもそのまま入る事はできません。まず体を洗って、聖なる服を身につけます。更に、聖所までの道のりが長いのです。図を見ると色々な器具があります。実はこれらは全てイエス様を表しているのです。
①まず幕屋に入るためには、「門」を通らなければなりません。ヨハネ10:9、「わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら救われます。」
②次に四角い「祭壇」があります。毎朝と夕に一匹ずつ羊を犠牲にささげました。これは勿論、こひつじイエス様の十字架の上での犠牲を表しています。
③次に水の入った「洗盤」があります。ここで祭司は手足を洗います。罪赦された後の生活、日々の手の業と足の歩み、それも洗って下さるのが、イエス様です。
④そして聖所に入ると、右側の机の上に「パン」。左側には聖所を照らす「燭台」。イエス様は「わたしは命のパンです」、「わたしは世の光です」と言われました。
⑤次に「香の壇」があります。香りと煙が天にのぼる、これは「祈り」を表します。これら全てはイエス様の事を表している!つまり、父なる神様に近づくためには、私たちは、イエス様を通って近づく事が出来るという事を意味しているのです!
最後に、ヘブル10:19~22を読みます。