神を敬い、人を大切にする戒め
「あなたには、わたし以外に、ほかの神があってはならない。」
出エジプト記20:3
1.契約書「十戒」
神様はイスラエルの民と「契約」を結ぼうと語られました。その契約書が「律法」です。この律法というのは、旧約時代の彼らのために与えられたものであって、新約時代のクリスチャンである私たちは、イエス様を通じて契約を結びますので、律法に縛られる必要はありません。けれども、律法の中心である「十戒」は、新約時代の私たちにも大切です。
2.神との関係、人との関係
「十戒」の内容は、前半四つが、神様との関係。後半六つが、人間同士の関係。つまり私たちは、神様との関係だけでなく、人間同士の関係がちゃんとしていなければ、神と契約を結んだものとは言えない、という事です。
第一戒(3節):「あなたには、わたし以外に、ほかの神があってはならない。」
第二戒(4~6節):「あなたは自分のために偶像を作ってはならない。」
第三戒(7節):「あなたは、あなたの神、主の名をみだりに口にしてはならない。」
第四戒(8~11節):「安息日を覚えて、これを聖なるものとせよ。」
一戒から四戒をまとめると、「あなたの神を敬いなさい」という事です!
第五戒(12節):「あなたの父と母を敬え。」
第六戒(13節):「殺してはならない。」
第七戒(14節):「姦淫してはならない。」
第八戒(15節):「盗んではならない。」
第九戒(16節):「あなたの隣人について、偽りの証言をしてはならない。」
第十戒(17節):「あなたの隣人の家を欲してはならない。・・・」
五戒から十戒をまとめると、「あなたの隣り人を大切にしなさい」という事です!
3.契約者にふさわしい歩み
十戒というのは、一番大事な神様を一番に敬い、そして神に似せて造られた、尊い存在である人間を、大切にしなさい、という事なのです!私たちはこの神様と契約を結びました!それにふさわしい神の子どもとしての歩みを、イエス様をお手本とし、聖霊の助けによって、歩ませて頂きましょう!