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落ち着きどころ

娘よ。あなたが幸せになるために、身の落ち着き所を私が探してあげなければなりません。

ルツ3:1

1.幸せを求めて
 今日はルツ記の結末の部分です。ルツは真の神様に自分の人生を任せようと決断しました。実際に彼女の人生はどうなっていったでしょうか。前回を振り返りますと、ルツは姑であるナオミと一緒に、イスラエルの国のベツレヘムにまで着いて行きました。しかし男手はないので「落穂ひろい」をする事にしました。そしてはからずもナオミの親族であるボアズという人の畑に来ました。


2.あがない
 ナオミは、嫁ルツの幸せを願い、再婚を祈っていました。ボアズさんとルツとの出会いは神様の導きではないか。それだけではない。ナオミは夫も二人の息子も死んでしまったので、土地を受け継ぐ人がいないのです。イスラエルでは、一番近い親戚がその土地を買い取る事になっていました。ナオミとしては、ボアズさんに夫の土地を引継いで欲しいし、何よりルツをお嫁にもらって欲しいと願いました。そこでナオミはルツに、非常に大胆な、思い切った行動に出るよう言いました。それは言わば、逆プロポーズのようなものです。信仰というのは、時に思い切って大胆にぶつかって行く事です。誰かが何かをしてくれるのを待つ事ではない。9節“私はあなたのはしためルツです。あなたの覆いを、あなたのはしための上に広げてください。(あなたのすそで、はしためをおおって下さい。口語訳)”「エリメレク家の血筋も土地も含め、私をもらって下さいませんか」と、一世一代の覚悟をして頼みに行った訳です。


3.イエス様の衣で
 これも私たちとイエス様の関係を象徴しています!私たちもイエス様に言います「あなたの衣のすそで私を覆って下さい。あなたの愛で、あなたの救いで、私を包んで下さい。重荷を負うて苦労している私に、あなたの安息を与えて下さい」と。そうすると、イエス様は救いの翼で、衣のすそで、私たちを包んで下さるのです!ルツはボアズと結婚し、やがて男の子が産まれました。オベデと言ってダビデのおじいちゃんです。やがて、その町ベツレヘムでイエス様が降誕されるのです。主の元に、主の翼の下に落ち着き所があり、子々孫々につながる祝福があるのです!

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