top of page

あなたのために捨てられた主

その雄牛の残りすべてを、宿営の外のきよい所、すなわち灰捨て場に運び出し、薪の火で焼く。これは灰捨て場で焼かれる。

レビ記4:12

1.罪のためのささげ物
 「幕屋」に住まわれる聖い神様に近づき礼拝するためには、犠牲を献げる必要がありました。それは五種類ありましたが、全てイエス様の事を表しています。今日はその四つ目「罪のきよめのささげ物」と五つ目「代償のささげ物」をまとめて学びます。どちらも「罪のためのささげ物」です。罪には二種類あります。一つは「心の中の罪」「原罪」です。もう一つは「行動に現れた罪」「犯罪」です。(神様に対する罪、人に対する罪、の二種とも言えます。)


2.罪の自覚と告白
 神様に罪を赦して頂くためには、「自分の罪を認める」事と「罪を告白する」事が必要です。私たちはなかなか自分の罪を自覚しません。まして告白をしません。けれども「罪のささげ物」を祭司の元に持って行く事は、罪を認め告白する事です。黙っていれば分からない、隠す事も出来るかも知れない。けれども、全てをお見通しの神様の前に、正直に出て赦しを求めるのです。Ⅰヨハネ1:8~9、「もし自分には罪がないと言うなら、私たちは自分自身を欺いており、私たちのうちに真理はありません。もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます。」


3.赦し
 さて、この「罪のきよめのささげ物」の特徴は、動物の血を何度も振りかける、塗る、注ぐという事です。これは勿論、イエス様の十字架の血を意味しています。これは私たちの罪が赦されて神様に近づくためには、イエス様の犠牲の血が絶対に必要であるという事を示しています!血は注がれ、脂肪は祭壇で焼かれましたが、それ以外の部分は、幕屋の外、宿営の外に捨てられ、そこで焼かれました。これはイエス様が私たちの身代わりに、父なる神様に捨てられた事を示します!十字架の場所、ゴルゴダの丘は、エルサレムの町の壁の外でした。詩篇19:12、「だれが自分の過ちを悟ることができるでしょう。どうか隠れた罪から私を解き放ってください。」人は神様の光に心を照らして頂かなければ、自分の罪が分からないのです。だからいつも神様のみ言葉の光の前に出る必要があります!そして罪を認めて告白するなら、神様は罪を赦して下さるのです!

bottom of page