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その子をイエスのもとに

その子をわたしのところに連れて来なさい。

マルコ9:19

1.親の限界
 今日は「父の日」です。いつの時代も子育ては簡単な事ではないと思いますが、恐らく現代ほど子育てが難しい時代は無いと思います。子ども達は様々なストレスやプレッシャーを受け、繊細になり、のびのび育つことが難しい。そんな中で、心に何かしら「強い負の感情」を持ってしまった場合、親にもどうしようも出来ず、途方に暮れる・・・そんな親御さんが本当に今、多いのではないでしょうか。今日の箇所も、正にそういう事を象徴する出来事です。ある息子が悪霊に取りつかれ苦しんでいた。この世には人間の力ではどうしようも出来ない事があります。親は子どものためには出来る限りの事をしてやりたいと思います。しかし、親では届き得ないところがある。ただオロオロするしかない。


2.その子を主の元に
 そんな時、主は言われます、19節「その子をわたしのところに連れて来なさい」。どうやって、目に見えないイエス様の元に子どもを連れて行くのか?それは祈りです!祈りでその子をイエス様の元に連れて行く!心の問題、更には魂の問題というのは、神の子であるイエス様でないとどうしようも出来ない。とするなら、その子を主の元に連れて行く事です。祈る事です。それには親の信仰が必要です!けれども、親が不信仰になります。22節、「しかし、おできになるなら・・・」「この子の苦しみを本当にイエス様が何とか出来るんだろうか?祈りに何か意味があるだろうか?」祈る時、必ずこの不信仰との闘い、葛藤が心に生じます。「できるなら、と言うのですか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」その子の父親は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください。」「イエスが手を取って起こされると、その子は立ち上がった。」


3.祈りによって
 子どもはスグ大きくなり、親の手が届かなくなります。そんな時、子どもが誰に話せなくてもイエス様に話す事、イエス様に頼る事を知っておれば、こんなに安心な事はない!イエス様がいつも子どもと一緒にいてくださるなら!もし子どもに信仰が無くても、親に信仰があるならば、祈りによって、その子をイエス様の元に連れて行く事が出来ます!子どもはイエス様の元にいる時、この悪しき世にあっても、平安に守られて生きていくことが出来るのです!

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