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ただ一つの完全なあがない

雄やぎと子牛の血によってではなく、ご自分の血によって、ただ一度だけ聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられました。

ヘブル9:12

1.あがないの日
 旧約時代のイスラエルでは一年中いろんな行事(祭)がありましたが、一番重要な日は七月十日の「あがないの日」と呼ばれるものでした。いけにえの動物は毎日ささげられていましたが、一年に一度、この日は特別に、全てのイスラエルの民の一年分の罪をあがなう日、赦してもらう日なのです。前に説明しました通り、「幕屋」の真ん中に「聖所」があって、その奥が「至聖所」といって、「契約の箱」が置いてあります。その上に神様が臨在されますので、そこが最も聖なる場所です。その場所に入れるのは、年にたった一度、この日だけ、大祭司(この時はアロン)だけが入れるのです。そして全イスラエルのために罪のあがないをするのです!


2.一度の十字架
 この年に一度の「あがないの日」、これもイエス様の十字架を示しているのです!それは、イエス様の十字架による罪のあがないは、一回で完全である、という事を象徴しています。何でも完全なものというのは一つで充分な筈です。聖書も一冊。そして救い主もイエス様ただお一人。そして私たちの罪の身代わりのためのイエス様の十字架の死も、一回で完全、十分だという事です。イエス様が私たち全ての人間の全ての罪を、一回の十字架の死によって完全にあがなって下さったという事です。


3.この救いを手放すな
 言い換えれば、イエス様の十字架以外に救いはない、という事です。という事は、このたった一つの救いの道を拒絶するなら、もはや救いようがない。10:26~29、“もし私たちが、真理の知識を受けた後、進んで罪にとどまり続けるなら、もはや罪のきよめのためにはいけにえは残されておらず・・・”Ⅱコリント6:1「神の恵みを無駄に(いたずらに)受けないようにしてください。」それを私たちが受け取るのも、たった一回です!受け取ったなら、たった一つしかない救いを決して失くしてはいけない。手放してはいけない。一生、何より大切に握りしめていなさい、という事です!

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