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主はあなたを必要としておられる

主がお入り用なのです。

マルコ11:3

1.エルサレムに入るため
 今日はイエス様がロバの子に乗られた場面です。ロバは馬に比べて小さいですね。イエス様が乗られたのは「子ロバ」ですから、更に小さい。 なぜ今回イエス様はロバの子が必要だったかと言うと、イスラエルの中心、エルサレムに、改めて王様として入城されるためでした。ユダヤ人の王様、いえ、それだけでなく、全人類の王様として入城されるためだったのです。


2.なぜロバの子
 でも、なぜロバの子だったのでしょうか?王子様のように、カッコイイ白馬や黒くて強そうな馬の方が良かったんじゃないか。(預言 ゼカリヤ9:9)馬は当時の戦争の道具です。戦争の象徴です。けれども、イエス様が来られたのは、イスラエルを、全世界を、戦争の力で治めようというのではない。人間の心を、愛で治めよう、十字架の犠牲による罪の赦しで治めよう、人間の心を愛と赦しで治める、真の王様として入城されただから馬じゃなく、平和の象徴のロバ、僕として人間に仕えるものの象徴のロバに乗られたのです。


3.主がお入り用なのです
 自分は必要とされているという事は人間にとって非常に重要です。逆に「お前は必要ない。お前の存在はいらない」と言われたら非常に悲しいでしょう。でも、案外この世においてはそう言われる事も結構あるかも知れません。職場において、学校において、家庭において。けれどもイエス様は、「あなたは要らない」なんて誰にも言わない!そうではなく「あなたの存在が必要です。あなたは私の役に立つ」と言って下さるんですね!この世は「馬」を求めます。優秀で、体もメンタルも強くて、仕事も速い人。頭の悪いヤツはダメだ、遅い奴は役に立たない、性格が暗いのもダメだ、と。でもイエス様は、「ロバの子がいい。あなたがいい。誇れるような力が無くても、人前に見栄えのするような立派さが無くても、自分を誇らず、ロバのように柔和で優しく、わたしに仕える事を喜びとしてくれるなら、あなたはわたしの役に立つ」と。主は牧師と牧師夫人だけ用いるんじゃないんです。イエス様は、あなたを必要と言っておられます!「主よ、私も用いて下さい」と祈りましょう!

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