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交わりのいけにえ・・・和解の食事

アロンの子らのうち、交わりのいけにえの血と脂肪を献げる者が、その右のもも肉を自分の受ける分とする。

レビ記7:33

1.前回
 「幕屋」は、神様がイスラエルの民と一緒にいるための神様の住まいです。けれども罪人である私たちは、聖い神様に近づく事は出来ません。そこで神様は、その方法を教えて下さいました。それは神様にいけにえを献げる、という方法です。そのささげ物は五種類ありましたが、これらの供え物は、全て、イエス様の事を表しています!(前回は二つ目の「穀物のささげ物」についてお話しました。)


2.交わりのいけにえの意味
 今日は三つ目の「交わりのいけにえ」についてです。「全焼のいけにえ」の場合は文字通り、動物の全部を焼きました。ところがこの「交わりのいけにえ」の場合は全部ではなく、脂肪の部分だけ焼くのです。血と脂肪は神様のものとされています。そして7章28~35節を見ると、胸肉ともも肉は祭司たちが食べるのです。つまりこの「交わりのいけにえ」には、神様と私たち人間が共に食事をする、という意味があるのです!神様と人間が親しく、仲良く、交わりをするという、神と人との平和を表す、とても喜ばしい献げ物なのです。本来、神様と私たちは、親しい交わりなんて出来ません。私たちの罪が、神様との交わりを断絶しているからです。ところが神様と交わりの食事が出来るというのは、このいけにえの動物のお陰な訳です。このいけにえの動物も勿論、イエス様を表しています。私たちクリスチャンが今、神様と親しく、仲良く、親子として交わりができ、礼拝が出来るのは、イエス様が十字架で私たちの罪の身代わりに死んでくださったお陰です。コロサイ1:21、22、「あなたがたも、かつては神から離れ、敵意を抱き、悪い行いの中にありましたが、今は、神が御子の肉のからだにおいて、その死によって、あなたがたをご自分と和解させてくださいました。」


3.食事に招かれている
 この「交わりのいけにえ」の意味する所は、聖餐式にも通じます。この聖餐式も、まさしくイエス様の命を、皆で親しく食する・味わう事です!そして、食事を用意して下さったのは父なる神様です!父なる神様が私たちを食事に招いて下さっているのです!「一緒に食事をしないか。もう既に食事の用意は出来ている」と。

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