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何に支配されるか

「あなたの家、あなたの家族のところに帰りなさい。そして、主があなたに、どんなに大きなことをしてくださったか、どんなにあわれんでくださったかを知らせなさい」

マルコ5:19

1.悪霊にとりつかれた人
 今日の場面でイエス様は弟子たちに「湖の向こう岸へ渡ろう」と言われました。すると行った先に大変な人がいたんですね。多くの悪霊に取りつかれた人です。この人の様に、まともに悪霊に取りつかれてる人でなくても、神様から心が離れ、心に悪魔の影響を受けている人というのは、どこかしらこの人に似ているところがあると思います。


2.墓場を住みかに
 一つは「墓場を住みかとしていた」3節。墓場は死人の場所、「死」の場所です。しかし今でも、真の神様を知らない人たちが好きな場所というのは、当人は楽しい場所と思ってるかも知れないけれども、実はそこは墓場のような所かも知れません。空しい場所、滅びに向かっている場所、罪と死に近い場所ではないでしょうか。神様から、光から、心の離れている人は、案外、墓場のような場所を好むのかも知れません。私たちは何を慕い求めているでしょうか?もう一つは、「叫び続け」「自分を傷つけていた」。人間は誰でも、大なり小なり悪霊の影響を受けていると思います。そして悪霊は人間を、死の方に向かわせるのです。真の神様から心を遠ざける。神様から遠ざかるっていう事は、すなわち「命」から遠ざかるという事です。人間は皆、命か死か、天国か地獄か、神か悪魔かの、どちらかの方向に向かって行くのです。


3.イエス様を主人とする時
 しかし、この人のところにイエス様が来られました。そして悪霊から解放した。この人は「正気に返った」!この人はお供をしたいと願い出たけれども、イエス様は彼に大事な使命を与えられました。それはこの地元の町でイエス様を証しする事でした!この土地にいながらイエス様に従う者になったのです。人間の心は必ず何かに支配されます。何かを主人として生きて行く。心の中に王座があります。それを悪魔が狙っているのです。悪魔があなたの主人になりたがっている。しかし、それは本来、イエス様が座るべきイスなのです!人間は、心の中にイエス様を主人としてお迎えする時、初めて「正気に戻る」のです!

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