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天の安息に帰る日

あなたがたは五十年目を聖別し、国中のすべての住民に解放を宣言する。これはあなたがたのヨベルの年である。あなたがたはそれぞれ自分の所有地に帰り、それぞれ自分の家族のもとに帰る。

レビ記25:10

1.天を目指す旅
 今日は召天者記念礼拝ですので、先に天に帰られた方々のお写真を並べ、天国に思いを向けて礼拝しています。「私たちの国籍は天にあります。」(ピリピ3:20)私たちは天国を目指しながら地上の旅をしていますが、それは一週間ごとの歩みです。神様が世界を造られた時、七日でお造りになった。ですからその後も「七日」を基準として進んでいます。その中で、神様を皆で礼拝する日曜が一番重要です。


2.安息する信仰
 さて、旧約時代、七日だけではなく、また七年を一区切りとして数えました。そしてカナンの地に入ったら、七年目は土地を休ませなさい、と命じられました。そうする事で土地が回復します。何でも時々休ませる事は、それを長く生かす為に必要です。現代人は休むのが下手かも知れません。けれども日常の様々な事から解放され、自由にされ、神様の前に静まり交わる事こそ、本当の安息です。「休む」という事は「神様に委ねる」という事です。神様が自分を養って下さる、人生を全て導いて下さる、全て良くして下さる、という信頼が無いと休めません。けれども全てを主に委ねている人は、重荷を主に下ろして安息する事が出来ます!


3.安息を与える方
 さて、この七年ごとに土地を休める「安息の年」。この七年を更に7回数えました。七年×7回=すなわち49年。49年を数えた次の年、50年目を「ヨベルの年」と言いました。8~12節。この年は自由の年!解放の年!貧しさのために土地を売った人も、自分を奴隷のように売った人も、50年目のヨベルの年には解放されました。そのようにヨベルの年は、縛られていたものから解き放たれ、自分の帰るべき所に帰る年、全き安息を得る喜びの年でした!実はこのヨベルの年は、天国を示しているのです。そして、この天国まで導いてくれるのが、イエス様です。ルカ4:16~21で「主の恵みの年」とあるのが、ヨベルの年の事です。そしてイエス様は「今日、この聖書のことばが実現しました」と言われた。つまりイエス様こそが、本当の意味でヨベルの年を与える方、私たちを自由にし、解放し、救い、神の全き安息に入れて下さる方なのです!

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