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希望の若枝

エッサイの根株から新芽が生え、その根から若枝が出て実を結ぶ。その上に主の霊がとどまる。それは知恵と悟りの霊、思慮と力の霊、主を恐れる、知識の霊である。

イザヤ11:5

1.切り倒された木
 今日もイエス様についての預言です。「エッサイの根株」はイスラエルを指しています。イスラエルはかつて生い茂る木のように栄え、実を結んでいた時がありました。それはダビデが王様だった時です。神様を心からおそれ敬い賛美するダビデ王が治められていた時は、国全体も最も神様に忠実で、祝福された時代でした。けれども、その後の代からイスラエルはおかしくなって行きました。国は北と南に分裂してしまい、どちらも真の神様から心が離れ、偶像を拝むようになって行きました。また道徳的にも乱れてきました。だんだんと木が枯れてきた訳です。神様は、そのような北と南のイスラエルを、一度、滅ぼす事にされました。北のイスラエルはアッシリア帝国によって、南のユダはバビロン帝国によって。つまり神様ご自身によって、イスラエルという木は切り倒されてしまった訳です。


2.希望の若枝
 けれども1~2節は希望の預言です。その切り株から、一つの芽が出る、と言うのです!「エッサイ」というのはダビデ王のお父さんです。つまりこれは、ダビデより遙かに勝った王の王、全人類の救い主イエスが来られる、という預言なのです!この若枝なるイエス様はどういう方か。「その上に主の霊がとどまる。それは・・・主を恐れる、知識の霊である。」なぜ人間が悪い方に行くのか、世界が悪い方に進むのか?それは、真の神様をおそれないからです。自分たちを造られた真の神様を無視して勝手に生きようとするから、人類全体、世界全体が向かうべき方向がずれている。的が外れている。けれども、この若枝なるイエス様は、主をおそれる事を教えてくださる!


3.主に希望を置くなら
 私たちは時に、本当に失望する事があります。木が根元からバッサリ切られるかのように。まるで神様から見捨てられたように思う時が。けれども、その切り株から一つの芽が出てくる希望が、イエス様によって与えられているのです!ローマ5:5「この希望は失望に終ることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」

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