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権威ある方

「しかし、人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたが知るために」

マルコ2:10

1.シナゴーグ(会堂)で
 前回は、ガリラヤ湖で最初の4人の弟子を選ばれた場面でした。彼らとそのまま北の方に歩いて行かれたのでしょう。カペナウムに来て、会堂に入られました。当時、イスラエルのあちこちに「シナゴーグ」と呼ばれる集会所がありました。人々が安息日である土曜日に集まり、聖書の朗読と教えを「聞く」礼拝をしていました。いつもは律法学者が話をしていましたが、この時はイエス様が話をされました。「人々はその教えに驚いた。イエスが、律法学者たちのようにではなく、権威ある者として教えられたからである。」


2.権威ある方

①言葉に権威律法学者の話は、言わばただの聖書の知識でした。ところがイエス様の言葉に人々は権威を感じました。当然です。なぜなら聖書は神様が書いた本ですから、イエス様は、自分が書いたものを、そして自分について書いてある本を、自分の言葉で語られたのです。ですから言葉に「真実」があり、神様の「権威」があったのです!

②悪魔を支配する権威その会堂に悪霊に取りつかれた人がいましたが、イエス様は悪霊に命じて追い出しました。人々は驚いて言いました、「権威ある新しい教えだ。この方が汚れた霊にお命じになると、彼らは従うのだ。」

③病気を治す権威続いて、シモンの義母が熱を出していましたが、イエス様はそれを癒されました。

④罪をゆるす権威けれども、イエス様の権威はその程度のものではありません。病気は癒されても、いずれ人の体は死にます。もっと大事なのは魂の健康です!イエス様の元に人々が病気の友人を運んできました。この時、“イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に「子よ、あなたの罪は赦された」と言われた。”イエス様は、まずこの人の罪を赦し、魂を死からお救いになったのです!イエス様は権威ある方。病気を癒せる、悪霊も追い出せる。けれども、最大の権威・力は、人の罪を赦す権威があるという事なのです!

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