真理を悟れ
イエスは再び群衆を呼び寄せて言われた。「みな、わたしの言うことを聞いて、悟りなさい。」
マルコ7:14
1.叱られる
題を<真理を悟れ>と付けましたが、<ボーっと生きてんじゃねーよ!>という題でも意味は同じと思います。あのNHKの番組でなぜ「チコちゃんに叱られる」かと言うと、いかに人間が物事を深く考えず、よく確かめもせず、皆やってるからとか、習慣だから、伝統行事だから、という事でやっているからです。今日の聖書箇所も正にそれと似ています。チコちゃんに叱られるのではなく、イエス様に叱られる。「(あなたがたはボーっと生きていてはなりません。)みな、わたしの言うことを聞いて、悟りなさい。」と。何が真理なのか、真実なのか、本当なのか、よく聞いて、考えて、悟りなさい、という事です。
2.目がくらんでいる
当時、ユダヤ人は食事の前に手をよく洗っていました。「当たり前でしょう?」と思うでしょうが、ユダヤ人が手を洗っていたのは衛生的な意味ではなく、宗教的な意味、つまり洗わない手で食べる事によって「心」が汚れると考えていたのです。逆に、何でも水で洗えば、もう罪に汚される事は無い、と安心していました。しかし、よく考えてください。水で洗う事で、罪や悪はキレイになりますか?なる訳がありません。落ち着いて冷静に考えれば、誰でもおかしいと分かります。ところが、真理が分からなくなっている、心の目がくらんでいるのです!特に日本はこういう事がいっぱいあります。このユダヤ人を笑えません。昔からの風習、言い伝え、迷信、えんぎ…。よく考えればオカシイと思える筈ですが、考える事を止めてしまっている。しかし、人間はよく考えて生きるべきです。悪魔は私たちに「真理について考える事をやめさせよう」としている訳です。けれども人間は、真理を探そうとする心が大事です!
3.みな、聞いて悟りなさい
イエス様は何と言われたか。「あなたがたは、自分たちの言い伝えを保つために、見事に神の戒めをないがしろにしています。」そして言われました、14節「みな、わたしの言うことを聞いて、悟りなさい。」イエス様の言葉、また聖書の御言に、真理がちゃんとズバリ書かれています!イエス様は、今でも全ての人の心に語りかけて下さっている筈です!