祈りのこもった短い手紙
愛する者よ。あなたのたましいが幸いを得ているように、あなたがすべての点で幸いを得、また健康であるように祈ります。
Ⅲヨハネ:2
1.手紙
このヨハネの第二と第三の手紙は、聖書で最も短い書ですが、その中にヨハネの相手を思う「愛と祈り」が豊かに込められています。現代はメールやラインなどで頻繁に言葉のやりとりをしています。けれども、果たしてそこにどれくらい「心」がこもっているだろうか、「祈り」がこもっているだろうか?クリスマスカードや年賀状を書く時期でもありますが、果たして私たちは人生の中でどれくらい「相手を思った手紙」を書くでしょうか?ヨハネの手紙から学びたいと思います。
2.幸せを願う
1節「愛するガイオへ」、2節「祈ります」。文字通り愛と祈りがこもっています。常日頃その人の事を覚えて祈っているからこそ、その手紙が生きるのです。ところで、皆さんは愛する人にどうあって欲しいと願うでしょうか?勿論「幸せでいて欲しい」と願うでしょう。では、どうある事が幸せな事なのでしょう?体が健康であるという事は確かに大事な事ですが、体が健康なだけでは「幸せ」とは言えない。むしろもっと大事な事は、魂の健康です!一番、気にすべき事は魂の健康。体が健康でも、魂が不健康であるなら・・・。つまり、真の神様から心が遠く離れ、空しく、寂しく生きているなら、その人は幸せとは言えないでしょう。ヨハネはその事を何より願っていました。“私にとって、自分の子どもたちが真理のうちに歩んでいることを聞くこと以上の大きな喜びはありません。”つまり聖書の真理から離れないで、信仰から離れないで、イエス様につながり、教会につながり、毎日、御言に従って歩もうとしている、言い換えれば、魂が健康で、神様の祝福の中を生きて幸せでいる、そういう知らせを聞くと何より嬉しい。逆に言えば、その反対の状態だったら、一番悲しいという事です。
3.私たちも
ましてや父なる神様は、私たちに限りなく大きな愛と祈りのこめられた「聖書」という手紙を書かれ、救いのため与えて下さいました。真理の内を歩むようにと!私たちもまた、愛と祈りを込めた「み言葉入り」の手紙を、この時期、愛する方々に届けましょう!