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神の国に入るには?

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

ヨハネ3:16

1.神の国に入るには
 ニコデモは、地位も名誉も聖書的な知識もある人だということがわかります。血筋からしても、律法を守る厳格さからしても、また、人徳からしても、天国に入ることは間違いないと思われていた人でしょう。イエス様は、ニコデモが夜こっそり訪ねてきた本心を見抜いて、ずばり確信をついた答えを語られました。それは、「新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません」(3)。この意味を勘違いしたニコデモに対して、さらに「水と御霊によって生まれなければ、神の国に入ることはできません」(5)と言われました。それは、「悔い改めと新生」ということです。


2.新しく生まれる方法は?
 イエス様は、旧約聖書の話(民数記21章4~9節,旧約p277)から説明されました。荒野を旅していたイスラエルの民が、神に対して不平不満を口にしたとき、毒蛇にかまれて死にかけました。神は、モーセを通して生きる方法を教えてくださいました。それは、「蛇にかまれた者が、旗ざおの上に掛けられた青銅製の蛇を仰ぎ見れば生きる」ということでした。そして、そのとおり実行した人は救われました。この「青銅の蛇」が、わたしたちにとっては「イエス・キリストの十字架」なのです。キリストの十字架を信じて仰ぎ見れば、救われます。


3.御子を信じる者は永遠の命を得る
 十字架にあげられたキリストを仰ぐことによって、心の中の毒である罪がのぞかれます。心の汚れや高慢や、自我や、私利私欲がすべてきよめられるのです。ニコデモは、自分が死にかけている罪人であることを認めなければなりませんでした。父なる神はわたしたちを救うために独り子を与え、子なる神はご自分の命を犠牲にしてくださいました。なぜ、神が人とならなければならなかったのでしょうか。それは、罪を犯したことのない人しか、罪人の身代わりにはなれないからです。ですから、キリストの十字架の死を、自分の罪の身代わりと信じるなら救われます。神の国に入るためにわたしたちがすべきことは、十字架にかけられたキリストを信じて仰ぎ見ることです。「神の国に入る」というゴールを目指して、希望と確信を持って残りの人生を全うしましょう!

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