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神様から子どもを預かる母

イエスの十字架のそばには、イエスの母とその姉妹、そしてクロパの妻マリアとマグダラのマリアが立っていた。

ヨハネ19:25

1.母とは
 今日は「母の日」です。題の様に全てのお母さんは「神様から子どもを預かる」のです。子どもの造り主であり、真の産みの親である神様は、お母さんが子どもを愛する前からその子を愛していました。「わたしが命を与えたこの大事な子をあなたに預けます。一生懸命、愛を注いで育てておくれ。頼んだよ」と手渡されたのです。


2.マリア
 イエス様をお腹に宿したマリアさんも「母」の代表的存在です。ルカ1:38「どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」と答えました。そしてイエス様を産み、大人になるまで育てました。決して楽な子育てだったという事は無いと思います。子どもというのは親の想定を超えた考えと行動をします。人間の姿とはいえ、神の御子です。驚かされる事も多々あった事でしょう。しかし、子育てに幸せを感じていた事でしょう。


3.神の愛が母を通して
 さて、そうしてイエス様が33歳の時、十字架につけられる事となりました!マリアさんはどれくらい十字架の意味が分かっていたでしょう。仕方が無いと知っていても、目の前で我が子が死ぬ・・・どんな気持ちだったか想像も出来ません。でも、改めて思いました。イエス様が十字架にかかっている時、母マリアはそのそばにいたのです!この時、イエス様は父なる神様から完全に捨てられねばなりませんでした。罪人である私たちの身代わりに。この瞬間だけ、父なる神は我が子を捨てた。背中を向けた。愛さなかったのです。ところが、母マリアはこの時もイエス様のそばにいました。我が子を見捨てなかった。顔を背けなかった。我が子の苦しみを見ながら、どうする事も出来ないけれども、母として一緒に苦しんでいたのです。愛し続ける事をやめなかった!なぜなら、神様からこの子を預かったからです!最後までその子を愛し続ける役割を、神様から与えられたから。勿論、母の愛は神の愛に勝るものではない。けれども、この母マリアの愛は十字架にかかるイエス様の心を慰めたでしょう。マリアさんだけではありません。お母さんを通じて、私たちに神の愛を注いで下さった、主なる神様に感謝したいと思います!

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