さらに救いが広がるように
彼のことを告げられていなかった人々が見るようになり、聞いたことのなかった人々が悟るようになる。
ローマ15:21
1.使命
今日はローマ人への手紙の最終回です。この手紙を書いたパウロはずっとローマに行きたかったのです。「ローマの休日」を楽しむためではなく、イエス様を伝えに行きたかったのです。それに先立ち、既にローマにいるクリスチャン達にこの手紙を送っておいたのです。とにかくパウロという人は、イエス様の救いの福音をどこまでも伝えて行こうという、使命に燃えている人でした。最初の1章1節“キリスト・イエスのしもべ、神の福音のために選び出され、使徒として召されたパウロ”そして14節“果すべき責任がある(口語訳)”
2.ローマの更に先へ
とにかくパウロは、まだ一度もイエス様の事を聞いたことが無い人たちに福音を伝えたいと、切に願っていました。15:20、“このように、ほかの人が据えた土台の上に建てないように、キリストの名がまだ語られていない場所に福音を宣べ伝えることを、私は切に求めているのです。”ところが、なんとパウロの伝道のゴールは、ローマではなかったのです!実は、もっと先の事を考えていたのです!23節、“しかし今は、もうこの地方に私が働くべき場所はありません。またイスパニヤに行く場合は、あなたがたのところに立ち寄ることを長年切望してきたので・・・”「イスパニヤ」は「スペイン」。つまり、パウロの伝道のゴールはローマではなく、その更に先、ローマより遠くのスペインに伝道に行く事を願っていたの事です!ローマは通過点に過ぎない。それを改めて知った時、パウロという人は一体どれだけ伝道の思いが強いんだ、と驚きました!パウロに引退なんていう言葉はない。「これだけ伝えたんだからいいだろう」とか、「これだけ多くの人が救われたんだからいいだろう」とか、絶対に思わなかったのでしょう。福音をまだ聞いた事もない人が一人でもいるなら、その人にイエス様の事を伝えるんだ、という使命に燃えていたのです!
3.大切な一人にでも
私たちはどうでしょうか?私たちが天に引き上げられたら、もう伝道は出来ません。もし、もうしばらく地上での時が残されているのなら・・・。