１．ふるいにかけられる時代
　「ベラカ」で黙示録が開かれましたが、最後の時代は、私たちの信仰が「本物かどうか」試される時代だと思います。信仰と礼拝を守るのには、覚悟が要ります。でもイエス様はこう言われました、ルカ22：31～32、「見なさい。サタンがあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って、聞き届けられました。しかし、わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように祈りました。」一人一人、今までと同じ思いでなく、「何があってもこの信仰だけは、このイエス様だけは、この永遠の命だけは死守するぞ」という覚悟で歩んでください。


２．アダムの罪の影響力
　聖書は「人間は一人一人別々だけれども、また全人類は一つに繋がっている」と捉えています。その全人類に正反対の影響を与えるのが、アダムとイエス様です。12節、「ちょうど一人の人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして、すべての人が罪を犯したので、死がすべての人に広がった・・・」アダムが犯した「罪と死」の影響は、全ての子孫、私たちに及んだ訳です。これが凄い罪と死の力、影響力、支配力です。まさにコロナウイルスにも似ています。


３．イエスの義の影響力
　ところが、そのマイナスの支配力に対し、もっと凄いプラスの力がやって来た！それがイエス様です！15～16節。イエス様は、全く罪の無い神の御子です。父なる神様の言葉に背いた事は一度もないし、そして、永遠に罪を犯す事は無い、完全に義しい方です。そのイエス様が、人間の中に来てくださった！オセロゲームに似ています。アダムは罪の黒いチップ。そしてイエス様は正しい白いチップ。一枚の黒いチップを置く事によって、全部、黒・黒・黒・・・になってしまった。ところが、その後、一枚の白いチップを置く事により、今度は全部白・白・白・・・に変わった。そのようにアダムの黒い罪と死の力よりも、イエス様の真っ白な義しさと命の力の方が遥かに強いという事です！17節、「一人の違反により、一人によって死が支配するようになったのなら、なおさらのこと、恵みと義の賜物をあふれるばかり受けている人たちは、一人のイエス・キリストにより、いのちにあって支配するようになるのです。