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クリスチャンの人間関係

兄弟愛をもって互いに愛し合い、互いに相手をすぐれた者として尊敬し合いなさい。/あなたがたを迫害する者たちを祝福しなさい。

ローマ12:10、14

1.クリスチャンの実践
 この手紙の12章からは、私たちクリスチャンの実践について教えられています。第一に、それは「礼拝」です。主に一番、喜ばれる事です。(1節~)第二に、色んな「奉仕」です。与えられた賜物を、主のため、教会のため、隣人のために使うと、喜びが溢れます。(3節~)さて、今日の9節からは、「クリスチャンの人間関係」について教えています。それは、①クリスチャン同士の関係と、②クリスチャンでない人との関係です。


2.兄弟愛
 9節“愛には偽りがあってはなりません。・・・兄弟愛をもって互いに愛し合い”神の家族の関係の基本は、やはり「愛」なんですね。しかも偽りのない愛。Ⅰヨハネ3:18に、「私たちは、ことばや口先だけではなく、行いと真実をもって愛しましょう」とあります。これはなかなか心を問われます。イエス様の十字架の愛と赦しを受けた者同士ですから、一番愛し合える筈です。いい家族というのは、自動的に出来るものではないと思います。「愛し合おう、交わろう、理解し合おう、赦し合おう、祈り合おう、心を合わせよう、助け合おう・・・と、努力して行く事によって、愛し合う神の家族にだんだん成長していく訳です。ですから誰も、教会のお客様でいて欲しくない。お客と家族では全く違います。


3.隣人愛
 次に、クリスチャンでない一般の人とどう接するべきか。特に嫌なタイプの人とどう接するか。この時代は、迫害する人がたくさんいた訳です。神様は私たちの周りに、愛しにくい、愛するのが難しい人をわざと置いておられるのでしょう。それは御言に従う訓練、愛する訓練、赦す訓練、祝福を祈る訓練なのでしょう。秘訣は祈ってしまう事です。時には泣きながら「私には出来ません。無理です。あなたの力によって、愛する事が出来るようにして下さい」と。“悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。”(21節)「愛する」という事は簡単でないのは勿論分かっています。けれども私たちには、私を造り変える事の出来るイエス様がいる!無理だと思う自分に、愛する力を与える事が出来るイエス様がいるのです!

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