クリスチャンの社会生活
人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられているからです。
ローマ13:1
1.神が立てた権威
今日の箇所は、私たちクリスチャンがこの社会の一員として、どのように生きるべきかが語られています。まず1節。私たちは基本的に、この社会の上に立つ権威や、社会のルール、秩序に従うべきです。なぜなら、そういった上に立つ指導者や政府というものも、神様の手の中、神様の許可の中で 立てられているからです。私たちが日常生活を営むために、国のルールやシステムを考えたり、治めてくれるものが、実際必要です。それは、神様が置いてくれているものだ、という事です。4節、“彼はあなたに益を与えるための、神のしもべなのです。”ですから、私たちも社会の中で、基本的に一市民としての義務を果たすべきです。7節、“すべてに対して義務を果たしなさい。税金を納めるべき人には税金を納め・・・”それが基本的なクリスチャンの姿勢です。
2.一番上の権威
ただし、この世の権威者や秩序に従えない時、いや、従ってはいけない時がある。それは、その事が神様に背く事になる場合、クリスチャンはこの世の権威に従ってはいけないのです。例えば、十戒の一番最初にこうあります、“あなたには、わたし以外に、ほかの神があってはならない。”それなのに、当時のローマのように「ローマ皇帝を神として拝みなさい」と命令されても、私たちはそれには従う事は出来ません。なぜなら、私たちは国の命令に従う以前に、全世界の一番上におられる方、王の王、真の神様に従う者だからです!今日の中心聖句、“人はみな、上に立つ権威に従うべきです。”その通りです。私たちにとって、一番上、最も上に立つ権威とは、父・御子・御霊の真の神様です。ですから、神様の命令、神様の御心に背く命令には、決して従うことは出来ません。また罪を犯すような事にも従えません。(参照:使徒の働き4:17~20)けれども、そうでない限りは、この世の権威やルールに忠実に従うべきです。
3.神様に従う思いで
私たちは第一に真の神様に従う者です。そして、神様が立てたものだから、この世の秩序に従うのだ、という信仰をもって、正しく歩む者でありましょう!