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世界中を救う神様の計画

神は、すべての人を不従順のうちに閉じ込めましたが、それはすべての人をあわれむためだったのです。

ローマ11:32​

1.世界中の救い
 私などは、なかなか「世界」という視点が乏しい者ですが、父なる神様はいつも世界中の全ての人を心に覚え、愛し、その救いを願っておられる訳です。その世界の救いのご計画という事を考える時に、イスラエルが大きなポイントです。イスラエル民族というのは、神様から特に選ばれ育てられました。特別に優れている訳ではなく、神様の働きのために「特別な役割」が与えられたという事です。


2.災いを幸いに
 しかし、人間の最大の罪は「高ぶり」です。最も低い姿で来られた神の御子を、当時の多くのイスラエル人は受け入れませんでした。そして十字架につけてしまいました。ではイスラエルはもう神様から見捨てられたのか?パウロは「決してそうではない」と言います。確かにイスラエル人は頑なだったけれども、しかし神様はその災いと見える事を、逆に、益に変えられたのです!11~12節、“彼らの背きが世界の富となり、彼らの失敗が異邦人の富となるのなら、彼らがみな救われることは、どんなにかすばらしいものをもたらすことでしょう。”イスラエル人がイエス様を拒んだ事によって、その福音がむしろイスラエル以外の人々、世界中に届けられる事になった訳です。


3.もうすぐ一周する
 スゴイですね、神様はそういう事を今でもなさいます。神様は人間の失敗さえも用いて、神様の素晴らしいご計画を進めて行かれるのです!イスラエルがイエス様を拒んだ事により、福音は世界中に伝えられていった。けれども、それで終わりではなく、最後に救いは世界を一周して、またイスラエルに戻ってくるのです。“イスラエル人の一部が頑なになったのは異邦人の満ちる時が来るまでであり、こうして、イスラエル人はみな救われるのです。”(25~26)その神様の救いの計画が、時計の針の様にぐるっと一周し終わった時が、それが終わりの時!マタイ24:14“御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます。”時計の針は、まもなく一周しようとしています。主の救いが、福音が、私たちの周りに届けられるように、一人一人、祈りつつ、なすべき事をしましょう!

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