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主を恐れ敬う

彼は主の姿を仰ぎ見ている。なぜあなたがたは、わたしのしもべ、モーセを恐れず、非難するのか。

民数記12:8

1.欲ばりの罪
 カナンの地を目指して旅をしているイスラエルの民ですが、道中、やはり色んな罪の誘惑がある訳です。これは私たちも全く同じだと思います。前回、11章でイスラエルの民は、神様が与えて下さる「マナ」という食べ物では満足せず、「ああ、肉が食べたい」と不満の叫びをあげました。私たちはこの地上にある間、この「貪欲の罪」「むさぼりの罪」に気をつけないといけません。 それを聞かれた神様は、鳥のうずらを数えきれないほど与えられましたが、皆の欲張りに対する神様の怒りが燃えて、激しい疫病で彼らを打たれました。33節「主の怒りが民に向かって燃え上がり、主は非常に激しい疫病で民を打たれた。」今回のコロナ・ウイルスがこの出来事と重なって思えます。私たち人間の「果てしない欲望」に対して、神様が警告を与えておられる面があると思います。34節、「その場所の名はキプロテ・ハ・タアワ(欲望の墓)と呼ばれた。」


2.高ぶりの罪
 続いて、12章には、「高ぶりの罪」が記されています。モーセの姉ミリヤムと、兄アロンは、弟であるモーセが自分たちの上に立ってる事が長年気に食わなかったのでしょう。モーセを非難しています。私たちも、誰かに対する「気に入らない」という思い、あるいは「ねたみ」の思いを抱き続ける事があるでしょうか?別にモーセが姉や兄より優れていた訳ではないでしょう。ただ、神様はご計画のうちにモーセを選ばれたのです。という事はミリアムとアロンは、モーセを非難したというより、「神様」を非難したのです!「神様」に対して高ぶった!2節、“彼らは言った。「主はただモーセとだけ話されたのか。われわれとも話されたのではないか。」主はこれを聞かれた。”皆さん気を付けて下さい。主は、私たちの全ての言葉を聞いておられます。もし「ああ、私は高慢なことを言ってしまった。悪いことを言った」と思ったら、スグ「主よ、私の言葉を赦してください」と心から祈る事です。そうすればイエス様が赦して下さいます。“モーセは主に叫んだ。「神よ、どうか彼女を癒してください」”貪欲の罪も恐ろしいですが、高ぶりの罪はさらに警戒すべきです。どうぞ、主を恐れ、主の前に、本当に自分を低くして、へりくだって、歩んで行きましょう!

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