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戦いの旅

あなたとアロンは、イスラエルにおいて、ニ十歳以上で戦に出ることができる者をすべて、その軍団ごとに登録しなければならない。

民数記1:3

1.モーセ五書のテーマ
 今日から民数記を開きます。旧約聖書の最初の五つは「モーセ五書」と言って、全てモーセによって記録されました。そして、この五つにテーマがあります。

①「創世記」のテーマは「創造と堕落」。造り主に背き、罪と死が広がります。

②「出エジプト記」は「血による救い」。罪のこの世から救われます。

③「レビ記」のテーマは「礼拝」。礼拝に必要な、いけにえや祭司について。

④「民数記」のテーマは「信仰の旅」。この世の荒野を40年間、旅します。

⑤「申命記」のテーマは「御国の希望」。カナン(天国の象徴)の希望です。

つまり私たちの信仰生活のスタートからゴールまでを象徴的に教えているのです。


2.礼拝と戦いの旅
 そういう訳で四つ目の民数記は「信仰の旅」。私たちは日曜ごとに神様を「礼拝」しながら天国を目指す「礼拝の旅」をしている。けれども同時に「戦いの旅」でもある。日曜はこの世を離れ、教会で天国の「安息」を味わう。けれども、月曜から土曜まで世に出て行かねばなりません。日曜は安息の日、月から土曜は戦いの日。イエス様はヨハネ20:21でこう言われました「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わされたように、わたしもあなたがたを遣わします。」


3.戦える者
 さて、イスラエルの民がエジプトから脱出して、まずシナイ山に滞在しました。律法を授かり、幕屋を作りました。そして一年と一か月が経ち、「いよいよカナンの地を目指して出発・・・」の前に人数を数えました。しかも全員を数えた訳ではなく、二十歳以上で「戦いをすることの出来る男性」の数を数えました。なぜなら、これからの荒野の旅で、戦いは避けられないからです。さて、ここで考えたい。この教会に、クリスチャンとして戦える者は何人いるだろうか?自分は戦えるクリスチャンか、それとも戦えないクリスチャンか?私たちの戦いは人間相手の戦いではなく、悪魔との信仰の戦いです。なぜ戦う?

①自分の信仰を守るため

②家族を守るため

③奪われた人を取り返すため

 武器は「信仰の盾」「御言の剣」「祈りの弓矢」等です。クリスチャン人生は、天国に入るまでは「信仰の戦いの旅」です。戦うクリスチャンになって頂きたい

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