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本当に必要か

しかし、必要なことは一つだけです。マリアはその良いほうを選びました。

ルカ10:42

1.本当に必要なのか?
 今日はローマ書の続きを開くつもりでしたが、今日の教会総会や創立30周年の事を思い巡らすと、どうも心が騒ぎました。まるでマルタの様に。そういう時は御言に立ち返る、原点に立ち返る事が大切と思い、この箇所を開きました。今日の題に<本当に必要か>とつけました。これを私はいつも「問う」のです。私たちは欲しいものが色々あるでしょう。けれども「欲しいもの」イコール「必要なもの」ではない。やりたい事も色々あるでしょう。けれども「やりたいこと」がイコール「必要なこと」とは限りません。お互い「私の人生に、これは本当に必要だろうか?」と常に考える事は大切だと思います。(でも減量中のボクサーみたいに「これもあれも不必要」と言い過ぎると苦しくなりますから、少しぐらい脂肪があってもいいとは思います。)教会に当てはめるならどうでしょう?「30周年なんだから、何かしなきゃ」とか、長年、伝統の様にやってきた事も「これは本当に教会に必要なのか?」。


2.マルタとマリア
 今日の箇所はよくご存じでしょう。イエス様と弟子たちがマルタとマリアという姉妹の家を訪れた。姉のマルタは「さあ大変。大勢お客様が来るのだから」と接待をアレコレ思い煩い、心を取り乱し、笑顔はすっかり消えていました。けれどもイエス様の願いは、大切な神の御言をじっくりゆっくり聞いて欲しかったのです。妹のマリアは、39節「主の足もとに座って、主のことばに聞き入っていた。」“主は答えられた。「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことを思い煩って、心を乱しています。しかし、必要なことは一つだけです。マリアはその良いほうを選びました。」”


3.本当に必要なこと
 聖書が読めないくらい、皆さん忙しいと聞きました。今年どのように私たちは過ごすべきか。マルタの様に、アレやコレや…と過ごすべきなのか?それとも心を静め、この30年目を契機に、自分の心と信仰をよく見つめるべきではないのか?何が本当に必要で、何が不必要なのか?一人一人よく考えてみて下さい。

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