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神の公平なさばき

神のいつくしみ深さがあなたを悔い改めに導くことも知らないで、その豊かないつくしみと忍耐と寛容を軽んじているのですか。

ローマ2:4

1.良心の啓示
 前回は<神を認める>という題でした。“神の、目に見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界が創造されたときから被造物を通して知られ、はっきりと認められる”この事を「自然啓示」または「一般啓示」と言ったりします。そして他にも神様の事を教えてくれるものがあります。それは私たち人間の心、「良心」です。私たち人間は、神様に似せて造られた特別な存在で、だいぶ麻痺してきているとは言え「良心」があって、何が良い事か悪い事か、聖書を読んだ事の無い人でも、ある程度分かります。つまり、実は誰でも、心の中に神様の律法(戒め)を持っている訳です。そして、良心の声に耳を傾けますと、実はこういう事も分かる筈です。それは、「善悪を裁かれる方がおられる。一人一人がどのように生きてきたか、全てをご覧になっていて、その生き方によって裁く方がおられる」と本能的に感じる筈です。その証拠に人間は「死」を恐れます。死後のさばきを感じているのでしょう。


2.公平なさばき
 神様は「最後に全ての人間を公平に裁かれる」という事を知っておく事が非常に重要です。つまり「人間は好き勝手に生きて、死んだら全て水に流しておしまい」と思って無責任な生き方をするのか、それとも「人間は最後に自分の人生の総決算をされるのだ。人生の責任をとるのだ」という事を心に留めて生きるのか。ユダヤ人であろうが何人であろうが、家柄も関係ない。神様はえこひいきや特別扱いはされない。全ての人を一人一人、公平に正しくさばかれます。聖書の言葉を全然聞いた事も無い人は、その心の「良心」の声にどう答えて生きたかによって裁かれ、聖書の言葉を知っている者は、その聞いた御言に対してどう生きたかが問われるのです。


3.全ての人が悔改めることを
 さて、では私たちはどう生きればいいのでしょうか?Ⅱペテロ3:9、“主は、ある人たちが遅れていると思っているように、約束したことを遅らせているのではなく、あなたがたに対して忍耐しておられるのです。だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。”

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