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神様の家族として

主にあって選ばれた人ルフォスによろしく。また彼と私の母によろしく。

ローマ16:13

1.ローマ教会との関り
 本書を大きく見ると1~8 章が救いの全体、9~11 章がユダヤ人の救い、12~15章は信仰生活の実践。16章は最後の挨拶。余り注目されない箇所と思う。パウロはこの時ローマ教会に行ったことは無く、話に聞くだけだった。パウロによって今のトルコからギリシアに福音は伝えられ、それぞれ信仰を持った人々が帝国の首都ローマに集まり小さな群れが形成された。パウロはここで30人以上の人々を上げている。パウロが関わった信仰者一人一人を思い浮かべ、願い、祈りな がら記している。たとえ会えなくとも、信仰の交わり、心遣いと祈りは絶えない。 私たちはこのコロナ禍でも経験してきた。

2. クレネ人シモンの関り
 今朝は特に13 節のルフォスと彼の母に目を止める。ルフォスはクレネ人シモンの息子(マルコ15:21)。クレネは北アフリカの地中海に面する町。離散のユダヤ人も 多く住み、シモンも恐らくユダヤ人、過越の祭りでエルサレムに来ていた。イエス様のことは良く知らなかったが、ドロローサの道で倒れたイエス様の前にいた。ローマ兵からイエス様の代わりに十字架を背負わされる。シモンは何故自分がと 怒りで一杯だっただろう。少し冷静になって、この男が、皆が殺せと叫び十字架に至る極悪人かと不思議に思った。十字架の7つの言葉、死に至る場面までを見て、心打たれ、彼の心に残り続けた。シモンはイエス様を信じた。

3.ルフォスと母との関り
 シモンがイエス様を信じ、妻、2人の息子アレクサンドロ、ルフォスがイエス様 を信じ、ルフォスはローマ教会の中心人物となった。その母(シモンの妻)はパウロが私の母と呼ぶほど親しく、信仰の交わりによって実の母以上の存在になった。イエス様が十字架にかかられる際にシモンの身に起こったことは、その時は何も分 からなかった。しかし、神様のなさることはその時に分からなくともやがて分かる 日が来る。シモンはイエス様の十字架を背負ったという証しをその後、何人に語っただろうか。彼の証しは豊かに用いられ、家族に祝福がもたらされた。 私たちもどうしてだろうと分からないことは多い。神様の側では確かな理由が備えらえている。私たちの思い、考えを越えて働いてくださっている。私たちはどん な時でも希望を持って従っていこう。

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