いのちの言葉をもつ我ら
これを守り行いなさい。そうすれば、それは諸国の民にあなたがたの知恵と悟りを示すことになり、彼らはこれらすべての掟を聞いて、「この偉大な国民は確かに知恵と悟りのある民だ」と言うであろう。
申命記4:6
1.モーセの遺言
昨年は「民数記」を開きましたが、今年はその続き「申命記」を開きます。イスラエルの民は40年の荒野の旅を終え、今度こそ神様が与えてくださる約束の地に入ろうとしていました。その新しい時代に向けて心を備えなければならない。しかもイスラエルの民は40年の間に世代交代しています。ですから新しい世代にもう一度、神様のおきて・み言葉をよく教える必要がありました。そのために語られたのが申命記。申命記は「第二の律法。再び律法を述べる」という意味です。モーセは一ヵ月後に天に帰る訳ですが、申命記はモーセの遺言とも言えます。
2.真理の御言
1~3章でこれまでの40年を振り返り、次の4章で、十戒をはじめとする神の戒めを守りなさい、と語っています。なぜ神の戒め・み言葉が大事なのか。
① それは、まず何より自分たちが生きるため。1節。
「人は・・・神の口から出る一つ一つの言によって生きるものである。」(マタイ4:4)
② もう一つは、周りの人々に自分たちが神の言葉を持っている事を示すため。6~8節。私たちは周りの人の様に、スマホばかりいじっていてはダメです。それより一つの御言でもじっくり心に吸収させる事!それこそ「知恵と悟り」を持つ事になる。
3.周りの人に
聖書の言葉、神の言葉は、人の心を照らす不思議な光なのです。神様の事がよく分からない人でも、心の深い所で、「これは真理の言葉ではないだろうか」と感じるのです。けれども聞いた事がなければ、光が照らしようが無い。御言には力がある!そして私たちはその御言を持っている、知っている!時代はどんどん暗くなります。人々はどのように生きていいか分からない、何に人生の指針を、道しるべを求めればいいか分からない。そういう人々の中にあって私たちは真理の御言を持っているのです!どうぞ今年、あなたを通じ、回りの人々が真理の御言を知ることが出来ますように!