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同じ心、同じ思い

兄弟たち、私たちの主イエス・キリストの名によって、あなたがたにお願いします。どうか皆が語ることを一つにして、仲間割れせず、同じ心、同じ考えで一致してください。

Ⅰコリント1:10

1.問題の多い教会へ
 今月からコリント人への手紙を開きます。オリンピックがどうなるか知りませんが、発祥の地はギリシャのアテネです。その西80キロ行った所にあるのがコリントです。昔から商業と貿易で栄えた町ですが、非常に不道徳な町でした。そんな町にも教会が誕生したのですが、この世の悪影響を受けやすい危険が常にありました。そんなコリント教会の多くの問題に対処すべく書かれたのが、この手紙です。


2.一致が無い
 まず、1:1~2。パウロはコリント教会の人たちに自覚を促しています。「(あなたがたは)神の教会」ですよ、と。「キリスト・イエスにあって聖なる者とされ、聖徒して召された方々へ。」8節を読むと、パウロは失望していません。さて、コリント教会の問題の一つ、それは教会がバラバラだった、一致が無かったのです!10~12節。「私はパウロにつく」、「私はアポロに」と。それぞれにお世話になった恩師や尊敬する先生がいる。それはいいですが、人を見て、それで分裂するとしたら愚かです。そりゃパウロは偉大な使徒です。パウロの働きでコリント教会は生れたとも言える。けれども、パウロが彼らの罪を身代わりに背負って十字架で死んだ訳ではない。信仰を導いてあげたかも知れないけれども、パウロが救い主な訳じゃ無い。先週も言った通り、モーセも救い主ではない。アポロでも無い、ペテロでも無い。私たちの救い主はイエス・キリスト。彼らの罪のために身代わりとなって、命をかけて愛して、血を流して死んで下さったのはイエス様!


3.同じ主によって
 人間の弱さです。イエス様を見るよりも、人を見る。大事なことは、一人一人がイエス様にしっかり結びつくという事です!皆さんは「誰の名」によって救われ、「誰の名」によって洗礼をうけたのでしょうか。10節「主イエス・キリストの名によって」。これからも新しい人が救われ、新しい人が加わっていく事でしょう。けれども、大事な事は、皆、同じイエス様によって救われている事、同じイエス様によって結ばれている、神の家族であるということです!

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