気をつけなさい
立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。
Ⅰコリント10:12
1.洗礼を受けた後
今朝の題は<気をつけなさい>。何に気をつけるのか?洗礼を受けた、クリスチャンになった後の歩みに「気をつけなさい」という事です。私もそうでしたが、クリスチャンになるまでは、わらにもすがる思いで「救い」を求め、洗礼を受けました。ところが、救われてホッとしたら気がゆるんで、言葉と行いが返って悪くなった時期がありました。ちょうど反抗期だったのもあります。洗礼を受けた人の中で、結構多くの人が、間もなく教会に来なくなったり、信仰から離れてしまいます。洗礼を受けた後の歩みが大事なのです!
2.悪をむさぼった
イスラエルの民は昔、モーセに率いられ、エジプトから救われました。その時、海の中を歩いて渡るという大奇跡がなされましたが、これは実は洗礼(バプテスマ)を象徴しています。言うなれば、イスラエルの民は皆で一緒に洗礼を受けたのです。そして神の民となる契約を結びました。そしてその後は、皆で一緒に天からのパン(マナ)を食べ、また岩から湧き出るいのちの水を一緒に飲んだ。つまり、神様の恵みと祝福を共に味わったのです。2~5節。ところが、せっかくそのように恵みを受けた彼らの多くが、荒野で滅ぼされてしまったというのです!その理由は「悪をむさぼった」からだ、と記されています。6節“これらのことは、私たちを戒める実例として起こったのです。彼らが貪ったように、私たちが悪を貪ることのないようにするためです。”
3.倒れないために
私たちはこれを「戒め」として受け止め、歩み方に気をつけなければならない。第一に、偶像礼拝に気をつけなさい。救い主より大事に思う偶像がありませんか?第二に、性的誘惑に気をつけなさい。ダビデ程の人でも、これで失敗しました。第三に、神様を不信仰によって試したり、不平不満ばかり言う罪に気をつけなさい。今、終わりの時代は、本当に一人一人の信仰が本物かどうか試されていると思います。“それが書かれたのは、世の終わりに臨んでいる私たちへの教訓とするためです。ですから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。”13節。無理な試練はない。イエス様にしっかりつかまって、倒れないように!