top of page

主の時を信じて待つ

「あなたには、わたしがファラオにしようとしていることが今に分かる。」

出エジプト記6:1

1.モーセ、杖を手に取る
 エジプトで奴隷にされて苦しんでいたイスラエルの民(神の民)を救出するべく立てられたのがモーセでした。前回は、神様とモーセが出会い、その役目に任命される場面でしたが、モーセは恐れ、必死に断ろうとしました。けれども、最終的には腹をくくりました。4:20、「モーセは神の杖を手に取った。」


2.状況悪化
 モーセは弁の立つ兄アロンと共に、40年ぶりにエジプトに戻りました。「主なる神様から私は遣わされた!主は仰せられる、『わが民を去らせよ』と。」勿論、ファラオが簡単に「行ってよし」と言う訳がないのは覚悟の上です。けれどももっと悪い事には、なんと奴隷としての労働を更に重くされてしまいました。今までも辛くて死にそうだったのに。その悪い知らせを聞いたイスラエルのリーダーたちは、モーセとアロンを責めます。「あんた達、なんて事してくれた。奴隷から解放されるどころか、もっと悪い事になったじゃないかっ。」モーセも辛いです。神様が「行け」と言われるから行ったのに。そして、この民を苦しみから解放すると言われたのに、これでは話が違う。「主よ、なぜ、あなたはこの民をひどい目にあわせられるのですか。いったい、なぜあなたは私を遣わされたのですか。・・・あなたは、あなたの民を一向に救い出そうとはなさいません。」


3.主を信じて
 私たちも、神様にこのように訴えたくなる事が、あるんじゃないでしょうか?けれども、それに対して神様の答えはどうだったでしょうか。6:1、「あなたには、わたしがファラオにしようとしていることが今に分かる。」私たちは神様のご計画の全体が分かりませんから、待ちきれず忍耐できず、信頼を失ってしまいます。けれども神様は念を押し、くり返し約束されます。「わたしは主である。」わたしは約束を破らない、わたしは必ずあなたがたを救い出すと。6:7、「わたしがあなたがたの神、主であり、あなたがたをエジプトでの苦役から導き出す者であることを知る。」一家の主(あるじ)が、家族の事、子ども達の事を放って置く筈はありません。主を信頼して、待ち望みましょう!

bottom of page