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パウロのかつての苦しみ

私は本当にみじめな人間です。だれがこの死のからだから、私を救い出してくれるのでしょうか。

ロ-マ7:24

1.自分の罪に苦しむ
 この手紙を書いたパウロも、イエス様を信じる前はまさに自分の罪に本当に苦しんだ人でした。どうですか、皆さんは自分の罪に本当に苦しんだ、という経験があるでしょうか?本当はそんな事したくないのに、してしまう。本当はやめたいのに、やめられない。言いたくないのに、言ってしまう。悲しませたくないのに、悲しませてしまう。自分の力や頑張りでは、どうしようも出来ない・・・。罪に苦しむという事は、本当に辛い事ですけれども、しかし、とても重要です。なぜなら、罪の力の強さ、恐ろしさに気づき、そして自分の弱さ、無力さを思い知らされる事によって、心の底から「イエス様、私を罪から救って下さいっ」という、切なる求め、心からの叫びが生まれるからです。


2.律法では救われない
 パウロはかつて「律法」を人一倍学んで、それを守ろうと、とても熱心でした。律法とは神様に従う法律です。律法の役目は、何が罪なのかを教えることです。けれども、律法は罪を教える事はしても、私たちを罪から救う力は無いのです。パウロもそれでずっと悩んできました。18節、“私には良いことをしたいという願いがいつもあるのに、実行できない。”24節、“私は本当にみじめな人間です。だれがこの死のからだから、私を救い出してくれるのでしょうか。”


3.誰が救ってくれるのか
 それが救い主イエス・キリストです!かつてのパウロはこうだった。しかし今や、パウロはイエス様と出会って、信じ、罪の力から救われたのです!8:1~2、“こういうわけで、今や、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。なぜなら、キリスト・イエスにあるいのちの御霊の律法が、罪と死の律法からあなたを解放したからです。”今、自分でどうしようも出来ない罪に苦しんでいる人がいますか?誘惑に苦しんでいる人がいますか?クリスチャンでないなら勿論、クリスチャンになった後でも、罪の誘惑は激しく襲ってきます。自分の力では勝てないのです。あなたを罪から救うのはイエス様です!誘惑から守り、助けるのもイエス様です!イエス様の救いの力、解放の力を信じましょう!

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