神の義をもらう
すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができず、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いを通して、価なしに義と認められる
ローマ3:23・24
1.義人はいない
「福音」の内容を要約すると「神・罪・救い」そして「信仰」です(四つの法則)。このローマ人への手紙も、この順序で一つ一つ教えています。振り返りますと、まず「神」について教えていました。そして続いて「罪」について教えています。聖書はズバリと言います。ユダヤ人だろうが何人だろうが、全ての人は神様の前に罪人であると。「ユダヤ人もギリシャ人も、すべての人が罪の下にある。」人間のあいまいな基準で言えば、「あの人は良い人だ」と思える人はいるかも知れない。けれども、その人は「義しい人」なのだろうか?心の中をもし見た時に、本当に「義しい人」は果たしているのだろうか?神様が全ての人の心を見られた時、ハッキリと「義人はいない、一人もいない」と言われるのです!「すべての人は迷い出て、ことごとく無益なものになっている。(口語)」
2.自分の罪を認める
大事な事は、自分の義しさ、自分の義を主張するのではなく、自分の過去や心の中をよく見て、「私は義しい者ではない…神の前に罪がある。地獄に捨てられても仕方の無い罪人だ」と認める事です。自分の義しさで、天国に入れる人は一人もいない。自分の義で神様の前に胸をはって出られる人は一人もいないのです。
3.神の義をもらう
しかし、こう書いてあります。21~22節。「神の義が・・・示された」!なんと「神の義」、神様の義しさをもらう事が出来るようにして下さったというのです!それはどうやって与えられるのか、神の御子イエス様を信じる事によって誰にでも与えられるのです!「イエス・キリストを信じることによって、信じるすべての人に与えられる神の義です。」神の義は当たり前ながら完璧な義しさです。その神様の義しさを、信じる私たちのものにして下さる!本当は罪人なのに、イエス様を心から信じるだけで「あなたは義人だ」と言う事にしてもらえるという事です!これはスゴイ事です。ですから「救い」っていうのは一方的な恵みなんです!“すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができず、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いを通して、価なしに義と認められるからです。