真の終戦
もし自分には罪がないと言うなら、私たちは自分自身を欺いており、私たちのうちに真理はありません。
Ⅰヨハネ1:8
1.終戦?
今年は終戦80年という節目の年です。けれどもこの「終戦」は、第二次大戦が終わって80年という事であって、この間も、今に至るまで多くの戦争が行われている訳ですから、「終戦」という言葉も、非常に矛盾した言葉です。題に<真の終戦>とつけたのは、本当の終戦、世界中から本当に戦争が無くなる、人間の歴史から戦争が無くなる、真の終戦を願うという事です。けれども、それは本当にイエス様でなければ、不可能だという事です。
2.自分は正しい?
「百万人の福音」にこんな出来事が書いてありました。あるテレビ番組が放送された。それは戦争体験者たちによる対話の番組。一方は、上空から飛行機で攻撃した側。もう一方は、地上で攻撃を受けた側。番組側は、この両者が和解することを目指して番組を企画したのだろう、と。ところがそこでは和解は起きなかった。お互いに「自分は悪かった」と心から認める事が出来なかった。どこかで「相手の方が悪い」という思いが支配し、対話が噛み合わなかった、と。これは戦争という国と国の話だけではなく、あなたと隣人との関係でも全く同じです。「私は悪くない」「うちの子は悪くない」「悪いのは100%向こうだ」と。夫婦ゲンカでも、親子ゲンカでも、兄弟ゲンカでも、職場でも、ご近所でも。自分の立場に固執して、「私は間違ってない」と言い続ける限り、和解と平和は無い。私たちは毎日のように、周りの誰かと小さな戦争をし続けているのかも知れない。
3.主の前に立つ時
けれども神様の前に皆、出る時、「私に罪はありません」とは言えない筈です。8節、“もし自分には罪がないと言うなら、私たちは自分自身を欺いており、私たちのうちに真理はありません。”9節、“もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます。”全ての人が、イエス様の前に自分の罪を認める時、そして悔い改めて、赦される事を知った時、そしてその赦しをもって、相手を赦すだけでなく、「私も赦してください」と言えた時、初めて、本当の終戦となるでしょう。
