聖書ってなに?
ねえねえ、フカエルさん。
メーちゃん、聖書のことや本当の神様のこと、知りたいんだ!
すばらしいですね。
『求める者は、与えられます』よ!
うん。
まずね、聖書ってなに?
聖書は、人間を造られた本当の神様からのだいじなだいじなお手紙です!
聖書には人間を救うための神様のご計画と救いの方法が書かれているんです。
そして聖書は、今も世界で最も多くの人に読まれているんですよ。
神様からのお手紙かぁ。
ってことは、聖書は神様が書いたの?
そうです。
直接にペンをとって聖書を書いたのは、昔のイスラエルの王様から漁師まで、身分も職業もさまざまな約40人の人たちです。
彼らはみな、神様に従う、神のしもべです。
神様は、彼らをとおして聖書をお書きになったのですよ。
“聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。”
(テモテへの手紙二3:16/口語訳)
ふーん。
でもさ、神様が聖書を書かせたっていう証拠はあるの?
それは自分で読んで確かめてもらうしかありません。
素直な心で読めば、きっとわかります。
でも、ちょっと考えてみてください。
聖書は旧約聖書39巻、新約聖書27巻、合計66巻でできています。
最初の「創世記」と最後の「黙示録」とでは、書かれた時期が1500年ぐらい離れています。
ですから、お互いに内容を打ち合わせることは、もちろんできません。
書いた人も時代もバラバラな66巻の書物を1冊にまとめたてもバラバラな内容になりそうですが、66巻の内容は最初から最後まで、ひとつの目的をもった本として、見事にそろっていて、統一されているんです。
それこそ、神様が人間に聖書を書かせなさった証拠と言えるでしょう。
そうかぁ。
でも分厚い聖書、ぜんぶ読むの大変そうだなぁ。
大丈夫ですよ。
最初からぜんぶ読まなくても、たった一言の聖書の言葉でも、読む人の心に響いてくるはずです。
なぜなら、聖書は「神様の言葉」だからです!
聖書ってすごいんだねぇ。
ところでフカエルさん、神様ってどんな方なの?
次回はまことの神様についてのお話《前編》です!
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フカエルさんメモ
★聖書は改ざんされていないのか?
現在、聖書のもともとの原本となるものは残っていません。しかし、昔の人は一字一句間違えないように慎重に聖書を書き写して、後世に聖書を伝えるために複製をたくさん作りました。
旧約聖書においては死海文書の発見によって写本の正確性が認められています。また、新約聖書においてもその写本の数の多さとそれらの内容が一致していること、原本と写本が書かれた時間の隔たりが短いことにより、誤字脱字などはあったとしても、教理に影響を与えるような大きな内容の変化は無かったとされます。
★聖書の「預言」について
ノストラダムスの大予言のような、未来のことを言い当てようとする「予言」のことではなく、神様の言葉を預かって語ることを「預言」といいます。これまでに的中した預言の数は3000以上あると言われていて、預言されたことと異なることが起きたことはいまだかつて一度もありません。
これらのことをふまえても、聖書は信頼できる真実の書物と言えるのです。