人間について
ねえ、フカエルさん。
人間ってどうやって誕生したの?
聖書の最初の「創世記」には、神様は最初に土のちりで人間の体を造られ、その鼻から命の息(霊)を吹き込まれたと書いてあります。
そして、その最初の人間アダムのあばら骨をとって、エバという女性を造られました。
だから男性と女性は一心同体です。
神である主は、その大地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。それで人は生きるものとなった。
(創世記2:7)
じゃあ神様はなんのために人間を造ったの?
神様は、親子のように人間と愛し合い、生きる喜びを分かち合いたいと願って人間を造られたのです。
男性と女性が夫婦になると、やがて赤ちゃんが欲しいと思いますね。
それはふたりの愛を注ぎたいからです。
そのように、人間も神様から愛されるために造られたんですよ。
さらに、人間は神様に似せて造られているんです!
それは姿かたちのことではなく、人間に霊を与えている、ということです。
霊?神様も霊だったよね!
そうです。
動物には感情や本能はあっても、霊はありません。
人間にだけ、特別に霊が与えられています。
人間は誰でも、神様を思う心(宗教心)があります。
それは本来、人間は神様と心と心を通わせて、親子のように愛し合って生きるために造られた、ということなんです。
神は人をご自身のかたちとして創造された。(創世記1:27)
アダムさんとエバさんはエデンの園というところで、最初は神様といっしょに、幸せに生きていました。
ところが、あるとき、神様から『食べてはならない』と命令されていた木の実を食べて、神様との約束を破ってしまいました。
蛇に姿を変えた悪魔に『その木の実を食べれば神様のようになれるから』と誘惑され、その誘惑に負けてしまったんです。
神様の言葉ではなく悪魔の言葉に従い、さらには自分が神様のように偉くなりたいという自分の心の言葉に従ったことが、人間の「罪」の始まりでした・・・。
次回は人間の罪についてのお話です!