イエス・キリストについて
ねえ、フカエルさん。
神様が用意してくれた救いの道って?
救いの道、それがイエス・キリストです!
人間が救われるために自分を犠牲にして、神様と人間をつなぐ架け橋となってくださいました。
天におられた神の御子イエス様は、紀元1年、イスラエルの国に、聖霊によって処女マリヤを通して、人間の赤ちゃんの姿となって、地上に来られたのです。
そして、貧しい大工ヨセフの家庭で、普通の人間と同じように生き、30歳になったとき、救い主としての働きをスタートされました。
イエス様は、人知を超えた言葉とちから(奇跡)によって、ご自分が天から来られた「神の子」であると示されました。
しかし、そのことを信じない人たちにより「神を冒涜する者」として十字架によって処刑されました。
けれども、これらはすべて、人間を罪から救うための神様のご計画だったのです。
人間を救うためって言うけど、「救い」ってどういうこと?
前にお話したように、人間は「生みの親」であり「命と愛の源」である神様に背を向け、自分中心に歩むものとなってしまいました。
まさに迷子の羊です。
この世にある悲しみや苦しみの根本の原因は、この罪(=まことの神様から離れて生きること)です。
ですから、病気が治るとか、貧乏から裕福になるとか、戦争が終わって一時的に平和になるとか、目先のことが良くなることは、本当の救いではありません。
鎮痛剤で痛みを和らげても、治っていることにはならないのといっしょです。
本当の救いとは、人間の罪と、その罰である永遠の滅びから救われることです。
そして、神様との断絶した関係を回復させてくださる方、それこそが救い主なのです!
救い主か!
でも、なんでイエス様なの?
他の人じゃダメなの?
救い主というのは、神様と人間のあいだに立って、お互いを和解させることができる者でなければなりません。
さらに、人間を罪から救うためには、まったく罪のない者が、人間の罪の身代わりに死んで犠牲になる必要があります。
①神様と人間の間に立って、とりなすことの出来る方。
②まったく罪の無い方で、すべての人間の命を買い戻すにふさわしい尊い価値のある方。
この2つの条件を満たすのはイエス・キリスト、おひとりしかいません。
本来であれば、神様に背いた人間すべてが、神様から永遠の死という罰を受けなければなりません。
けれども、イエス様が人間の身代わりとなって、罪の罰を引き受け、体も霊も死んで、陰府(よみ)に落ちてくださったのです。
陰府とは神様から捨てられる場所です。
しかしながら、イエス様は3日目に復活されました。
全人類の罪の罰(刑)をすべて受け切り、死に打ち勝って復活されたのです!
わぁ!イエス様ってすごいなぁ。
このイエス様の死と復活を信じる人、そしてそれは私の罪の身代わりです、と信じて受け入れる人には、神様は罪のゆるしと永遠の命を与えてくださるんですよ。
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。
それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。 (ヨハネ3:16)
次回は、体の死後の世界についてお話します!